電子ペーパー端末、これまでKindleシリーズ、Kobo、ソニーのDPTシリーズ、2画面のGVIDO、remarkableなど使ってきました。そして中華端末であるBOOXシリーズも使ったことがありました。ただ、これまでBOOXはAndroidのOSバージョンが低く、メモリも少ないので、アプリを正常動作させるだけでも一苦労といいますか、あまり良い印象がありませんでした。
これだけ使ってきて描く、または書くという部分ではいまのところremarkableが最強で、 電子書籍サービス連動であればKindleかな、というところでとても中途半端な状態にありました。結局それだけでは足りずに持ち歩かなくなるというパターンです。できれば電子書籍サービスを読めて、PDFもひらけて、描くことも快適なものが欲しい…すると結局iPadになってしまうのでは?でもそれでは目が疲れるし、というぐるぐるしたループの回答がある程度出せる端末が登場しました。それが今回入手したONXY BOOX Noteです。
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これまでのBOOXシリーズと異なり、ようやくAndroid6.0が搭載されることになりました。これにより、かなりのアプリが動作できることになりました。一部カメラなどを必要とするアプリなど、そもそもインストールできないものをのぞいて、となりますがかなりの差があります。また、ペンもこれまでと異なり、ワコムのものとなり、4096段階の筆圧感知及び傾き検知機能に対応しました。
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パッケージには、本体、ペン、充電ケーブル、簡易マニュアル、そして別パッケージで専用ケースが付属してきました。
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電源を入れているところ。
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とりあえず起動してKindleだけインストールしたところです。初期設定時には日本語の選択画面はありませんが、中国語で起動し、アップデートをしたのちに設定から言語を開いたところ、日本語が選択できました。
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ケースに入れたところです。ケースに装着したのは専用ペンではなく、Galaxy用のワコムペン STAEDTLER Noris digitalです。もちろんこのペンが使えるので装着してみました。ただ、実際つかいはじめると付属のペンのほうが便利かも、というところがありましたので、それはおってまた別記事で書きます。
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Androidマーケットを開いたところ。ここから普通にアプリケーションをインストールして利用します。
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電子書籍コンテンツを開いたところ。文字などはやはり読みやすいです。カラーの部分はどうしても色調が薄くなりますが、そこは雑誌自体がそういう閲覧を想定していないので無理もないですけれど。
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こちらは楽マガを開いたところ。普通に読み放題サービスで契約したコンテンツを閲覧できます。
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Fujisanの雑誌コンテンツリーダー。こちらもタダ読みコンテンツだけでなく、契約して購入したものもログインして普通に利用できます。
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こちらはKindle。もちろん使えますし、BOOX専用ストアからBOOX Note対応のバージョンをダウンロードして利用できます。

私はこれ以外に普段dマガジンを契約して愛用しているのですが、こちらに関してはログイン認証ができませんでした。というのも、おそらくログインが必要な際にブラウザ的なものを内部で開いて処理しているのですが、それがエラーで表示されないというものでした。ですので試し読みだけなら使えるような感じになってしまいます。dマガジンはここの処理がそもそもあまり好きではないので、改良してもらいたいなといつも思っていました。

とりあえずこれだけの電子書籍サービスが使えるので個人的にはかなり満足で、あとはこれとワコム対応になったペンが使えるという部分だけでかなり満足度が高いしあがりとなっています。

日本でもSKTさんから発売されることが発表されたばかりですので、今後もう少し日本語環境での安定動作についてきちんとサポートされるとうれしいと思っています(中華フォントまわりの件など)。

ペンなどについては別記事にしたいと思います。