過去に一時期発表されたのに、そういえばどうなったのかな…と忘れていたら急に国内で発売が決定したカメラがありました。デジタルではありません、そのカメラはチェキでありつつ、なんと二眼レフのスタイルをしています。それがこのMiNTから発売された「InstantFlex TL70」でした。
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私は過去にクラシックカメラを多数使ってきて、その中にもちろん二眼レフもありました(まあ憧れはローライフレックス、マミヤフレックス、コンタフレックスあたりでしたが違うもの。実際にはイコフレックスで、セムフレックスも使ってみたかった)。で、まああくまでもフィルムにチェキが使えるということで、小さなトイカメラ(大人の科学にあった組み立て型くらいのもの)を想像していたのですが、実際に製品を見に行って、もっとしっかりしたつくりにびっくりして購入に至りました。
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付属品は本体のほかに、マニュアル(英語)、日本語の補助説明書、電池3本。
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レンズカバーは下部にあるスライドスイッチを動かすと外すことが出来ます。レンズはプラスチック製とされていますが、コーティングなどしっかりとつくられているようです。
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まずは乾電池を装着します。本体の下部に電池ボックスがあるのでそこに3本装着しますが、その際にファインダー部分を開くと、そこが電源のオンオフになっているため、閉じた状態で必ず装着するように注意書きが添付されていました。
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フィルムはチェキのミニタイプ(INSTAX MINI)を使います。背面にあるフタを開いてフィルムパックを装着します。
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閉じて装着完了ですが、1枚目のシャッターを切らないとフィルムカセットの中の仕切り紙が出てこないので、必ず1枚は空シャッターを切ってフィルム排出ボタンを押し、この紙を出す必要があります。
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 フィルム残数は窓でちゃんと確認できるようになっています。
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カメラをかまえたときに右下にある赤いボタンがシャッターボタンです。撮影時にはここを押します。
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そして、カメラを構えたときに左側面にある黒いボタンがフィルム排出ボタンとなっています。
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 そうそう、二眼レフといえば真っ先に気になるであろうファインダーですが、開くことで電源がオンに、閉じると電源がオフになるようになっています。また、拡大鏡もちゃんとついています。
上からのぞいた感じはこんな見え方で、かなりクリアに見やすいウエストレベルファインダーに仕上がっています。
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このほか、露出の調整、絞りスイッチ(F5.8〜F22とBokeモード)、バルブスイッチも搭載されているので、いろいろな使い方で楽しむことができます。また、フラッシュも搭載されています。
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パシッとシャッターを切って、フィルム排出ボタンを押すと、ファインダーの手前側にジーーっとフィルムが上がってきます。なんだか不思議な感覚です。
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まだ昼間使っていないので実際の写りをいろいろと試すのは明日以降になりそうですが、このフォルムだけでもかなりいいなぁと素直に思えるガジェットです。
それもそのはずで、香港でポラロイドの修理販売を続けてきたショップ「MiNT」が本気で取り組んでうまれたのがこの「InstantFlex TL70」となっています。

http://mint-camera.jp/tl70/