胃袋

40代になったガジェット大好きな私が家庭と仕事をしながらあれこれ消化していきますよ。

    2018年01月

    表参道ヒルズで、日本国内市場に初参入する中華スマートフォンメーカーOPPOのイベントが開催されました。日本市場に投入するスマートフォン「R11s」を利用し、写真家の角田修一氏が撮影した写真による写真展も開催されています。 
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    自撮り体験コーナーでは「R11s」を使っての自撮り体験や、コンパニオンの方を実際に撮影してみるコーナーなども用意されています。なかでもポートレート機能による背景のぼかしの具合がとても自然で美しく、なかなかの仕上がりに。これを利用した写真も多く展示されていましたが、パネルサイズに引き延ばされた遊園地でのポートレート写真などだけでなく、かわいいハリネズミの写真もあって、そういうシーンもとても綺麗にかわいく写っていておどろきました。 
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    カメラの撮影機能としてはポートレート機能だけでなく、インカメラによる自撮りモードのときに手のひらをカメラにかざすと自動的にタイマー撮影が出来るなど、すでにHuaweiやSamsungが対応しているような機能なども盛り込まれていて、その場で試すこともできました。

    「R11s」自体はとてもスリムでシンプルなデザインのですが、なんとなく見た目の特徴はありません。普通によくある四角いデザイン、という印象です。
    ただ、これまでの格安スマホにありがちなやぼったさはあまりないように思います。

    日本市場で戦う相手はHuaweiやASUSだけでなく、LGやSamsungあたりになってくるのかもしれませんが、それにあわせて端末価格が6万円前後と価格設定がやや高めなのが気になります。この値段を日本の「中華製品は粗悪で銭失いになる」と思い込んでいる層に対して売り込むのはまだ正直難しいところがあるかもしれない、と思うからです。 
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    おそらくOPPO自体もそう思っているからこそ、表参道ヒルズで大々的にイベントを行い、テレビや各種メディアを使って、最新のiPhone Xとのカメラ画像比較などを紹介してもらっているのだと思います。が、本体のデザインもう少し日本の自撮り女子たちにうけそうな感じに(メタリックレッドは美しかったですが)仕上げてほしかったな…と思ってしまいました。

    実際に発売されるまでに時間が経ってしまうと、いつのまにか発売されている製品というのが最近わりとありますが、今回入手した Yotaphone3 もそんな端末のひとつでした。
    前モデルである Yotaphone2 は電子ペーパーを背面に搭載した2画面端末として注目を集めました。その次機種ということで発表当初は話題になったものの、その後しばらく話題から消えていきました。
    昨年秋頃に発売はされたのですが中国国内のみでの販売、端末も中華版しか無かったのですから仕方ありません。今年になって欧州でも発売が開始になるという情報もありますが、まだあまり出回ってはいないようです。
    今回私が入手したものも中華版となっています。
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    Yotaphone3 のパッケージは中華端末にありがちなちょっと豪華な箱でしたが、内側にデザインされてるこの顔の濃い人はいったい誰なのかは不明…
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    さて、本体のデザインですが Yotaphone2 と比べると普通のスマートフォンのデザインになってしまったな、という印象です。以前のデザインが丸みを持っていたのに対して、シンプルなデザインです。むしろ初代に近いかもしれません。
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    こちらは中国国内版で、最近の中華端末にはわりと搭載されるようになった日本語ロケールは非搭載でした。またGoogle系のアプリケーションも一切インストールされていません。
    そこで同様の中華端末にPlay Storeなどをインストールする方法を使ってはまずはPlay Storeをインストール、その他のGoogleアプリケーションはストアからインストールできました。ロケールに関してのみは変更するにはroot化しなければならなくなるのでいじらないことにしました。

    実際に触ってみると、発売後に中国コミュニティで言われていたこの機種いちばんの問題点がすぐ分かりました。
    Yotaphone2 のときには使えた、簡単に背面の電子パネルですべてのアプリケーションを利用できたミラーリング機能が用意されていない、ということです。 
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    背面の電子ペーパーで利用できるのは、あらかじめ対応されたYotaAppのみ(ほぼすべて中華アプリ)、Yotaphone2 とは互換性がありません。日本での環境で利用できるのはAmazonのKindleアプリくらいのものでした。

    これにより Yotaphone3 の評価はさんざんなものとなっていますが、実はミラーリングして利用する方法があります。エンジニアリングモードに設定から本体を切り替えたうえで、電話アプリを立ち上げ、*#*#9738#*#*にダイヤルすると、ミラーリングテスト画面を起動できます。ミラーリングスタートをタップすると、電子パネル側ですべての機能を利用できます。
    ただし、スリープすると元に戻ってしまいますので、そのときには再度起動しなおす必要があります。 
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    もちろんミラーリングですから、Twitterも使えますし…
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    YouTubeも観ることができます。
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    とりあえずさくっと使ってみた感じとしてはOSとしてはやはりバージョンもあがり、コネクタもUSB Type Cになったことで便利になったと思います。ただ、イヤフォンジャックが廃止されたり、先に書いたように電子パネル側の機能に利用できるとはいえ通常では制約があることなど、残念さは否めません。
    欧州モデルで今後このあたりが改善されてくれるとうれしいのですが、今後のバージョンアップによる解放に期待したいところです。

    結局のところ実はGPD Pocketを買い直したというのに、またそれを手放してポメラDM200を購入してしまいました。厳密にいうとこちらも発売直後に購入しているので再度買い直したことになります。 
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    なぜそんな風になったのかというと、GPD Pocketを買い直そうかと悩んでいたときにポメラも買い直し候補だったのですが、直接ブログに記事を書いたりするなどの操作が、小さくてもいちおうPCであるポメラのほうが便利に使えるかな、と思ったのです。が、やっぱりあのキーストロークがだめで…ミスタイプが増えてしまうというか、ポチポチとゆっくりめに押し込む感じがすごく苦手で手放したことを、使ってやっぱり思い出すという結果になってしまったわけです。 
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    以前DM200を買って手放したときには、気に入っていなかったわけではないのですが持ち歩く荷物をどうしようか悩んでいたりして、そのときの構成からは外れたので、という感じでした。今はまたちょっとスタイルを変えているので、これでいいのかな?と思って買い直すことにしたわけです。

    最近はちょっと体調のこともあって持ち歩く荷物を減らしているのですが、スマートフォンだけでブログを更新しようとすると、やはり入力文字数というか書く、ということに関してのモチベーションが低下してしまって、なかなか更新しなかったり、短い文章になりがちだったのです。そこで、当初はBluetoothキーボードを使ってみようと思ったのですが、これもスマートフォン側でのIMEとの連携(Android用でなかなかよいと思えるものがなかった)で挫折、そこで小型で軽量のデバイスをと探したわけです。

    本来であればキーボードの搭載された小さくて軽いマシンがあれば最適だったのですが、2018年初頭、そういうマシンはごく限られたものしか存在しないという、残念な状況にあります。もう少しすればGemini PDAなどが登場する予定ではありますが、あれもAndroidでの英字キーボードによる日本語入力をIME側がどこまでサポートできるのか、にかかってくるのではないかと悩んでいました。そうなると先の2つくらいしかいまのところでは選択肢がなくて、そこで結果ポメラ DM200になったという次第なわけです。
    以前は設定したりしていなかったEvernoteとの連携機能も設定し、これでアップロードしてからスマートフォンアプリ上にコピペしつつ、写真などと組み合わせて更新できればと思っています。
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    やっぱりエンターキーが大きく入力が快適だと書きやすいですね。
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    様々な電子ペーパー端末を買って、その中でも閲覧だけでなくペン入力にも対応したものの中でいえば、わたしにとってはソニーの電子ペーパー端末がいちばんいまのところ使いやすいものだと思っていました。そう、これが届くまでは… reMarkable(https://remarkable.com)は、発売が噂されたままなかなか登場せず、すっかり忘れているうちにいつのまにか発売されていたので入手しました。
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    パッケージもなかなかカッコイイです。
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    本体と、付属のペンが入っています。
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    その下には、microUSBケーブル、簡易説明書、そして、、、
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    替え芯がこんなに入っています。ペンが付属する端末を様々購入してきましたが、ここまで替え芯が付いてきたものはなかったはず。かなり良心的です。
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    さらに、ペンの上の部分にも秘密が!スライドさせると中に替え芯が収納されています。外出先でペン先に違和感を覚えても、替え芯を持ち歩いていないこともしばしばありそうなものですが、こうしてペンの中に格納されていれば、すぐに替えることができるというわけです!
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    ペン先はこんな感じ。ワコムのデジタルペン技術feel対応となっています。つまり、Galaxy Noteシリーズと同じなので、電池や充電も必要ありません。
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    ということでうちにあったSamsung STAEDTLER Noris digital ペンと組み合わせて使ってみると、なんら問題なく利用することができました。
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    本体はいたってシンプルなデザイン、本体上部に電源ボタン、画面下にホームボタンと左右ボタンがあります。下部にはmicroUSBポートがあります。
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    なお、電子ペーパー部分と本体のフレームには段差がないのが魅力的。ここがボコッとしているとほこりがたまったりして気になりますし、何かを描いているときにはじのほうが描きにくくなってしまうのですが、そういうことが一切ありません。
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    早速ざっくりと描いてみました。ペンは2048段階の筆圧に対応し、ななめに寝かせて描いたりすることにも反応しますので、かなり面白い描き方が楽しめます。ペン、鉛筆、マーカーなどを選んで描けます。
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    電子ペーパー端末の何かを描く画面にレイヤー機能があるのもうれしいところです。

    なお、PCやMacと連携できるだけでなく、スマホアプリもあり、データを連携して確認したりデータをスマホから転送したりすることもできます(PDF、EPUB)。ベースはLinuxなのだそうで、今後のアップデートでどこまで何に対応してくれるのかも楽しみです。

    何よりSONYのDPT-RP1やGVIDOなどを使ってきましたが、あのA4サイズがベースとなった大きさにより持ち歩きのしづらさと重量感で持ち歩きを挫折してしまったのです。ですがこのreMarkableはB5サイズ!重さも350gと手軽に持ち歩けるくらいにおさまっているのが最大の魅力なんです。

    実際に今日早速1日バッグにいれていてもなんら邪魔になりませんでした。
    持ち歩いて気軽にメモしたり何か書きなぐったり、いれておいた本を読んだりするには、このともかく持ち歩けること、がとても大切だと思うのです。

    ペンの操作感などは動画などまた別記事で紹介できればと思います。 

    実は昨年の11月、米国で発売されたばかりのGoogleの新型ChromebookであるPixelbookを買いました。i5 256GBモデルです。ペンとセットでAmazonから購入して、しばらく使っていました。かなり気に入っていたのですが、ほかにグラグラ来たものがあったり、その後ちょっと入院したりしていたので、もう少し小型のものにしたいなとか悩んで、手放してしまいました。

    退院していろいろ少し落ち着いて、そのうちにやっぱりあの使い勝手がとても快適だったなぁ、ほかのマシンでもいいのだけれど、やっぱり落ち着かないな(Windows)とか、あれこれ悩んで、そのタイミングで米Amazonでi7モデルの発売が開始されてしまったこともあり、やっぱりえいや!と再購入してしまいました。
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    何がどう気に入っているのか、というとやはりまずはそのデザイン性。中身のChrome OSもシンプルなのですが、それに似合うシンプルな設計。しかも画面をくるりと畳んでタブレット的に使ったり、立てて使ったりもできるのは、それなりに使い慣れると便利なのです。ホワイトとシルバーを基調とし、無駄なロゴなどがほぼ一切ないボディは、北欧デザイン的と言えると思います。

    ペン機能を活用するためには別売り(その後Amazonでは同価格でペンのセットでの販売が開始されています)のペンを購入して使う必要がありますが、ペンがなくてもそれはそれで美しく完成されたChromebookとして使いやすいと思います。

    ただ、今回購入したi7というスペックが果たしてChromeOSに現状必要なのかどうか?というと、ちょっと悩ましいです。そこまでの作業を果たしてどのアプリで?ということになるわけです。画像の編集処理、動画の編集、またはリモートデスクトップあたりで快適なのかどうか、くらいなのかもしれませんが、いろいろ試してはみたいと思っています。

    とはいえ、普通に使いたい人には価格も含めて一番安い$999のモデルをおすすめします。これでももちろんじゅうぶん快適に、素敵なデザインのマシンを使えることにかわりはないからです。


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